【NILE】金木犀の本物の香りに近い香水レビュー！〜オードトワレ・オードパルファムの違い〜

金木犀の甘い香り。田舎で育った身としては、秋の香りの代表で薄く香るだけでも地元を思い出せる特別な香りです。

金木犀の香りが好きなので、季節問わず嗅いでいたい。なんなら身につけたいと思っていました。

そこで思いついたのが、「金木犀の香水を探すこと」でした。ただ、金木犀の香りは表現が難しいのか柔軟剤もフレグランスもどれもこれも本物から程遠いモノばかり。

唯一「これだ！これが金木犀の匂いだ！」となったのが、吊り下げるタイプの芳香剤。この芳香剤は、かなり本物に近く軽く匂いを嗅いだだけで感動します。

が、この手の芳香剤は香りの持続時間が短くコスパが悪い＋匂いを感じられる場所が限定的過ぎるということもあり香水を探すことにしました。

当ブログでは、「香水」に関する記事がいくつかございます。良かったら下記の記事も併せてご覧いただけたら香水選びの参考になるかと思います。

あわせて読みたい

【イソップタシット】バナナマン 設楽さんが愛用している香水は？芸能人に人気らしい つい最近、Ｘにポストしたこちら。 珍しく保存がされていたので、備忘録として残しておこうと思いました。 バナナマンの設楽さんが愛用している香水『Aesop（イソップ）...

あわせて読みたい

【月曜から夜更かし】ランナーのいい匂いの正体はあの香水？！ 先日備忘録として残した香水（「【イソップタシット】バナナマン 設楽さんが愛用している香水は？芸能人に人気らしい」）に続き、こちらもまた反応がちらほらとみられま...

香水の種類について

『NILE KINMOKUSEI』の商品紹介・レビューの前に、香水に関する紹介をしておきたいと思います。

香水は香料とエタノール（アルコール）・水で構成されている訳ですが、その香料の濃度（賦香率）で『パルファム（またはパルファン）』・『オードパルファム（またはオードパルファン）』・『オードトワレ』・『オーデコロン』・『オードサントゥール』と異なる名称になります。また、それぞれの濃度で特徴があり使用用途に応じた選び方や予算も異なってきます。

香水の種類や持続時間・予算の違い

名称	香りの濃度（賦香率）	持続時間	予算
パルファム	30％〜15％	5〜7時間	高価
オードパルファム	15％〜10％	4〜5時間	高価〜やや高価
オードトワレ	10％〜5％	3〜4時間	やや高価〜やや低価
オーデコロン	5％〜3％	1〜2時間	やや低価〜低価
オーデサントゥール	3％〜1％	1時間	低価

• パルファム
  • 上級者向の香りの強い香水
  • 香りの持続時間が長く付け直しを必要としないが日常使いには不向き
• オードパルファム
  • 香りが2番目に強い香水
  • 使いやすさの反面香りの種類によっては使う場面を選ぶ
• オードトワレ
  • 初心者向のカジュアル目な香水
  • 使いやすい濃度ではあるが付け直しの必要がある
• オーデコロン
  • より扱いやすいライト目な香水
  • 付け直しは必須
• オーデサントゥール
  • 始めの第一歩や肌が弱い方向けの香水
  • 香りは長時間楽しめない

よく耳にする、『オードトワレ』と『オードパルファム』の違いについては香りの濃度（賦香率）に基づいた持続時間や予算・向いている場面に違いがあると言えます。

香りが強い、パルファムやオードパルファムは夏場では香りが広がりやすいので使用には注意を払う必要があります。

香水によるニオイでの周囲への不快感を与えてしまう「スメハラ（スメルハラスメント）」にならないよう、香りの濃度（賦香率）やプッシュ回数の考慮をお忘れなく！

香水のノートとは？

香水の商品説明などに表記されている「ノート」というのは、香りの種類を分類する香調のことを表しています。

時間の経過によって３段階に変わる香りを”香りのピラミッド”で表現し、先端には「トップノート」。中間には「ミドルノート」、そして下部を「ラストノート」と言います。（※それぞれ別の呼称もあります）

３段階で香りが変化していく中で、それぞれ香るタイミングや使われる香料の特徴が異なります。

	香りの種類	持続時間など
トップノート	主に柑橘系	5〜15分ほど 香りの最初の印象
ミドルノート	主にフローラル系	30分〜2時間ほど 香りの中心を表現
ラストノート	主にウッディ系	残り香

トップノートには、レモンやオレンジなどの柑橘（シトラス）系が採用されることで爽やかな印象を与えます。ミドルノートには、トップノートが消えたあとの香りの中心となるフルーティーやスパイシーなどの香りが採用されます。

そして、ラストノートにはウッディやムスクなど落ち着いた印象を与える香りが採用されます。

以上を踏まえて、今回購入した『金木犀の本物の香りに近い香水NILEの【KINMOKUSEI】』について紹介していきましょう！

NILE KINMOKUSEIを購入！

今回購入したのは『NILE』の”KINMOKUSEI”で、NILEというメーカーについては以下の関連記事をご参照ください。

NILEは福岡県福岡市に拠点を構える日本の企業の株式会社NILE PROMOTIONが手掛けているブランドで、男女問わず使えるユニセックスな商品（化粧水や香水など）が多く人気を集めているようです。

また、「MADE IN JAPAN」の商品ということも購入した個人的なきっかけとなっています。

NILE KINMOKUSEIはどんな香水なのか？

今回購入した、NILEの『KINMOKUSEI』はオードトワレに分類される香水となっています。持続時間は3〜4時間と1日中持続することはありませんが、職場やカジュアルでも使いやすい香水となっています。

また、”香りのピラミッド”に関しては以下の様になっています。

	香りの種類
トップノート	Orange blssom Peach
ミドルノート	Golden Osmanthus Apricot
ラストノート	Musk Amber Wood

「MADE IN JAPAN」の香水は、箱を開けた瞬間から本格的な金木犀の香りを感じることが出来ます。50mlの本体は、コンパクトさもありながら必要量入っている様に感じました。

また、持ち運びしやすいサイズなので付け直しをする場合にもおすすめであると感じました。高級感はさほど感じられませんが、洗礼されたスタイリッシュさがインテリアとしても持ち運びだとしても邪魔をしないデザインとなっています。

付けた瞬間は、金木犀の香りは薄まり華やかさのある香りが展開されます。個人的にはピーチの甘い香りのほうが強く感じられました。

体温と混じりながら時間が経過することで、甘さのある金木犀の香りが広がっていきます。爽やかさよりも、甘いフルーティーな香りと重厚感のあるフローラルの香りが同居しながら香りが続きます。

秋晴れの光と暖かさを思い起こせるどこか懐かしい香りと、少し寂しさを覚えるような儚さが金木犀らしさを演出しているように感じました。

ユニセックスではありますが、甘さがかなり感じられる部類なので女性向きであるように感じました。また、フルーツの甘さよりも柑橘系のさっぱりとした爽やかさを求める方にも不向きのように感じられます。

『本物に近い香水』であると感じましたが、金木犀をガツン！と感じたいという香水ならではの香りの強さを求めることは難しいかもしれません…。

NILEの『KINMOKUSEI』はオードトワレに分類される香水で、箱を開けた瞬間から本格的な金木犀の香りを感じることが出来ます。
爽やかさよりも甘いフルーティーな香りと重厚感のあるフローラルの香りで、ガツン！というよりふんわりと香る金木犀の香水である。

というのが、今回購入した香水のレビューとなります。ガツン！ではなく、儚さを持ちながらふんわりと香るというところから『金木犀の本物の香りに近い香水』と表現しました。

【必見！】NILEの香水はお試しが出来る！

今回紹介した香水「NILE（ナイル）」というメーカーは、香水のテスター販売があります！全ての匂いを確認出来るというわけではありませんが、人気のフレグランスをピックアップしてメンズ・レディースそれぞれでテスターの販売があります。

KINMOKUSEIのテスターはありませんので予めご了承ください。

メンズ・レディース共に８種類の香水の香りを試せる香り付きサンプルシールセットで、手軽に自分にぴったりの香りを見つけたいという方におすすめな商品となっています。（※香りは１枚につき１回の使用が推奨されています。）

金木犀の人気＆おすすめ香水

今回は、香水の中でも香りの持続時間が中間かつお手頃価格なオードトワレの金木犀の香水を紹介しました。

が、その他にも人気の金木犀の香りがする香水があります。それぞれ種類ごとに人気であったり、口コミのいい香水を紹介していますので良かったら参考にしてみてください！

＼オードトワレのおすすめは勿論コレ！／

金木犀の人気＆おすすめオードパルファム

上記のような香りへの高評価がある一方で、金木犀の香りを感じないという方や金木犀以外の香りのほうが強く感じたという声もあります。

FINCA同様、香りへの評価は高い一方で持続性の短さや高価さに関する評価も散見されました。また、甘い香りとの声も多かったのでそういった香りが苦手な方はおすすめしません。

金木犀の人気＆おすすめオーデコロン

金木犀の香りの再現性の高さを評価する声が多く占めている中で、オーデコロンの持続時間の短さが気になる声やフルーティーな香りが強く人工的かつ香りが薄いと感じた方も一定数いるようです。

こちらも金木犀の香りを評価する意見が多数見られる中で、「プレミアムは3倍香りが持続すると見たけど、そんなことなかった」・「瓶の中ではいい香りだけど、自分に纏うと…」や「期待しすぎた」とネガティブな意見も見受けられました。

金木犀の香水は、甘くフルーティーな物が多いため「金木犀よりも桃の香りのほうが強い」と感じる方はどの香水のレビューにも一定数見られました。

また、自身の肌に付けてからの香りが大きく変化してしまう場合があるということもお忘れなく。

以上、最近買った香水の話とおすすめの香水のお話などなどでした〜。この記事が皆さんのお買い物のお役に立てば嬉しい限りです。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

それではまた〜