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Apple Watch Series 6のレビュー。出来る事も多いが使わない事も多い

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2020年9月18日に日本を含む各国で発売された『Apple Watch Series 6』(※同日にApple Watch SEも発売されました。)は、それまでのApple Watchよりもヘルスケア機能が拡張されて登場しました。

なお、Apple Watch Series 6(GPSモデル)の発売価格は当時42,800円(税別)からでApple Watch Series 6(GPS + Cellularモデル)の価格は53,800円(税別)からでした。

2024年7月作成時点で、登場から約4年経とうとしている『Apple Watch Series 6』を実際に約3年間使用してきました。

たくさんの機能が搭載されていて「便利だ」と感じる面がある一方で、「これら全てを使い切れている訳では無い」と感じました。

ぶっちゃけ、使用目的にもよるけれど「これじゃなくても良い」感はある。

勿論、Apple Watchのシリーズを問わず高性能で便利な機能が盛りだくさんな優秀なデバイスであることは間違いありません。また、スマートウォッチといえばApple Watchという方がいるのも納得出来ます。

ですが、Apple Watchを使い切ることが出来なかったなと感じる自身としてはもう少し価格の低いスマートウォッチでも良いのかなとも感じました。

そう言った点を踏まえながら、『Apple Watch Series 6』のレビューを行っていきたいと思います。

iPhoneユーザーだから「Apple Watchを買わないといけないのかな〜?」と考えている方の、お買い物の選択肢になったら嬉しいなぁと思います。

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Apple Watch Series 6(GPS+Cellular)のスペック情報

Apple Watch Series 6(レビュー)

Apple Watch Series 6のスペック情報は以下の通りとなっています。

項目スペック
カラー【アルミニウムケース】
シルバー
スペースグレイ
ゴールド
ブルー
(PRODUCT)RED
※GPSモデルと異なる
※その他のケースタイプあり
ディスプレイ368 × 448ピクセル
977平方ミリメートルの表示領域
性能GPS/GNSS
コンパス
常時計測の高度計
耐水性能(50メートル)
血中酸素濃度センサー(血中酸素濃度アプリ)
第3世代の光学式心拍センサー
海外における緊急通報
緊急SOS
加速度センサー:最大32G(転倒検出対応)
ジャイロスコープ
環境光センサー
スピーカー
マイク
Apple Pay
GymKit
容量32GB
セラミックとサファイアクリスタル裏蓋
チップS6 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載)
バッテリーリチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵
→最大18時間
磁気充電ケーブル
サイズ【44mmモデル】
縦:44 mm
横:38 mm
厚さ:10.7 mm
重量【44mmモデル】
アルミニウムケース:36.5g
ステンレススチールケース:47.1g
チタニウムケース:41.3g
同梱内容Apple Watch Series 6
バンド/ループ
1m磁気充電ケーブル
※バンド/ループは商品内容により異なります

\ その他の詳細はこちら /

Apple Watch Series 6の特徴

まずは、Apple Watch Series 6の発売当時に紹介された大きな特長について紹介していきたいと思います。

『Apple Watch Series 6』の大きな特長としては、以下の通りとなっています。

  • 血中酸素ウェルネスセンサーとアプリケーションの搭載
  • デザインとコレクション
  • パフォーマンス
  • 常時計測の高度計
  • watch 7
  • ファミリー共有設定と最適化された機能

血中酸素ウェルネスセンサーとアプリケーションの搭載

Apple Watch Series 6(レビュー)

Apple Watch Series 6には、これまでのApple Watchモデルに搭載されているヘルスケア機能が充実しました。

酸素飽和度(SpO2)や心電図が測定出来るようになりました。

酸素飽和度っていうのは、赤血球によって肺から体の他の部分に運ばれる酸素の割合のことだよ!

また、搭載されている《血中酸素ウェルネスセンサー》は睡眠中などユーザーが活動していないときにも記録を計測し続けてくれます。

これらの全てのデータはアプリで確認することが可能で、Apple WatchやiPhoneから日頃の経過や変化を確認することが可能になっています。

血中酸素ウェルネスアプリケーションでの測定は、一般的なフィットネスとウェルネスのみを目的として設計されているため自己診断や医師の診療などの医療使用を目的としたものではありませんので過信しすぎないようにしましょう。

デザインとコレクション

Apple Watch Series 6

『Apple Watch Series 6』はこれまでのモデルとは異なり、GPS+Cellularモデルではこれまでのシルバーなどに加えてブルーと(PRODUCT)REDが登場しました。

なお、Series 6のカラーリングは以下の通りでした。

GPS + Cellularモデル

  • アルミニウム
    • シルバー
    • スペースグレイ
    • ゴールド
    • ブルー
    • (PRODUCT)RED
  • ステンレススチール
    • シルバー
    • グラファイト
    • ゴールド
  • チタニウム
    • チタニウム
    • スペースブラック

GPSモデル

  • アルミニウム
    • シルバー
    • スペースグレイ
    • ゴールド
    • ブルー
    • (PRODUCT)RED

Apple Watch NikeやApple Watch Hermèsとのコラボデザインも登場しました

パフォーマンス

『Apple Watch Series 6』でのパフォーマンス面での特長は、

  • iPhone 11のA13 Bionicがベースのデュアルコアプロセッサ搭載
  • S6 SiPは最大20%高速化
  • アプリ起動時間が20%高速化
  • バッテリー駆動時間は18時間

『Apple Watch Series 6』は、常時表示Retinaディスプレイも採用されているため屋外での使用も便利になりました。

常時計測の高度計

『Apple Watch Series 6』の常時計測の高度計は、地上での小さな高度の変化を約30cm刻みで検出することが可能になりました。

watch 7

watchOS 7では新しい文字盤が追加され、新しい文字盤をカスタマイズしたり共有したりすることが出来ます。

その他にもヘルスケア面において機能が拡張され、睡眠記録や自動手洗い検出が加わりました。また、新しいワークアウトの種類などが追加されたのもwatch 7からでした。

ファミリー共有設定と最適化された機能

Apple Watch Series 6

お子さまと共有することで緊急事態の際などに緊急SOSへのアクセスで安全面への機能が利用可能になりました。また、スクールタイムを利用することで学習している間の集中力と意欲を維持できるようサポートしてくれます。

高齢の離れた家族と共有することで、転倒検出などの健康に関する機能が確認出来るという優れた機能が搭載されています。

Apple Watch Series 6を3年間使用してみてのレビュー

自身が使用してきた『Apple Watch Series 6』は、44mmモデルのGPS+Cellularモデルのスペースグレイアルミニウムケース/スポーツバンド(スペースグレイ)となっています。

そもそもApple Watchで出来ることってなに?

レビューに入る前に、「Apple Watchで出来ることは何か?」という部分を先に紹介していきたいと思います。

出来ることと実際に使用していた部分を含めて、Appleユーザーが必ずしもApple Watchを使わなければならない訳では無いと感じた部分を紹介していきます。

Apple Watchで「出来ること」を挙げるとすれば以下の通りになります。(※時計として出来る時間を見るは除く)

  • 時計以外の時間関連
    • タイマーやストップウォッチ
    • アラーム
    • 文字盤の変更や各種設定
  • 通知関連
    • 振動による通知
    • アプリの通知(XなどのSNS関連※設定による
    • LINEの通知と返信
    • 単体での通話(Cellularモデルのみ)
  • 健康関連
    • アクティビティによる日々の健康管理
    • 各種ワークアウト
    • 服薬通知
    • 睡眠記録
    • 月経周期記録
    • マインドフルネスによる“心”の健康管理
    • ノイズ通知
  • 決済関連
    • 交通系ICカードの利用(Suica・ICOCA・PASMO)
    • バーコード決済
  • その他
    • 音声操作
    • 各種Apple製品との連携(例:iPhoneの認証など)

といった内容が主なApple Watchで出来ることかと思います。

高機能なApple Watch Ultraであれば、アウトドアにももってこいな性能や強度を有したりもします。

Apple Watch対応のアプリをインストールすることで、ゲームやショッピングなども出来るようになります。普通の時計であれば時間を確認するだけしか出来ませんが、スマートウォッチにすれば使い勝手の良い性能がたくさん増えます。

ですが、人によっては使わないことも多いかなとも思います。

《超個人的》Apple Watch Series 6で使った機能5選

たくさんある「Apple Watchで出来ること」の中で、個人的に「これはめっちゃ使ったぞ!」という機能を5つ紹介します。

タイマー機能

カップ麺を作る時にめちゃくちゃ便利だと感じました。

『Hey、Siri。◯分のタイマーかけて』で、応答してくれるとすぐにカウントダウンを始めてくれます。

カップ麺以外の料理でも重宝した印象。

服薬の通知

一時期薬を飲んでいたことがあり、飲み忘れを防ぐために登録して使用していました。

「これはお年寄りの方にもおすすめだな」と感じた機能です。

睡眠の記録

睡眠時間が安定せず、ちょっと不眠かも知れないと感じていたこともあってか日々の睡眠記録を残してくれるのはありがたかったです。

アクティビティの記録

日々の歩数や消費カロリー、座りすぎ防止通知など「一日でどれだけ自分が活動したか」を知るのに役立ちました。

改善につながるかというと、本人の気持ち次第な部分はあるかな…

iPhoneとの連携

所有しているiPhone 12と連携することでマスクをしていてもロックを外せるというのは、時期も相まって重宝した機能。

“iPhoneを探す”はそもそも物を無くさないし、iPadでも出来ることなので使わなかったという記憶。

大分と簡単な操作のみを実行していましたが、リアルなユーザーとしての主に使っていた機能です。

SNSの通知は別に届かなくても良いと思っていたので、LINE以外の通知は来ないように予め設定していました。

Apple Watchのこれが出来ないのが残念と感じた部分

Apple Watchには数多くの“出来ること”がありますが、その一方で“出来ない”こともあります。

この“出来ない”ことの方に重きを置いている場合は、別のスマートウォッチを探すのも1つだと感じました。

LINE通話に応答出来ない

Apple Watchでは、LINE通話の通知はきますがかかってきてすぐの通知(通話の呼び出し)は表示されません。

仕事関係の人とLINEしか交換していなくて、LINEでしか通話出来ない時は本当に不便でした…

大事な電話無視しちゃってた…
やってもうたーーーーー!
って事が何回かありました

LINEの返信が定型文または入力

LINEの通知は届きますが、返信においては定型文・スタンプや文字を書き込む(スクリブル)または音声入力といった方法でした。

iPhoneをカバンなど手元に無い時の返信が結構不便に感じました。

もうちょいなんとかならんかった?
と思ってます。

交通系ICカードは登録出来るカードが限定的

左利きでApple Watchを右手に付けていたので、「これは便利なんじゃないか!?」と思っていたら登録出来るのはSuicaとICOCAとPASMOのみという現実。

ご当地のICカードには対応していないのが残念。

キャッシュレス派じゃないのでバーコード決済や電子決済を利用しない

これもまた個人的過ぎる部分ではありましたが、キャッシュレス派では無いのでその面でのApple Watchの便利さを実感することはありませんでした。

Apple Watchを機にキャッシュレス派になる人もいるかも知れませんが、その反対がいるのも現実ではあります。

以上の4点が、個人的にApple Watchを使っていて感じたデメリット的要素です。

普通の時計には無い通知機能や決済方法がありますが、これらを使わない以上もっとグレードの低いスマートウォッチでも良いと感じました。

通知面での不便さは結構嫌だったなぁ…
キャッシュレス派では無いのもApple Watchとの相性が合ってないと感じた部分でもあります。

Apple製品ならではのアクセサリー類の豊富さは魅力を感じた

iPhoneとAndroidスマートフォンの違いにも見られるように、Apple Watchでもアクセサリー類の豊富さというのは一つの魅力にも感じます。

保護フィルムを始め、ケースカバーやポータブル充電器だけでなく卓上で使用出来る製品やシーンによって変更出来るコンパチブルバンドはめちゃくちゃ種類があるなと感じました。

なお、Apple Watchにおすすめのアクセサリーはこちら。

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ただ、Apple製品あるあるとして純正品はマジで高いよね…
そのお金で別のスマートウォッチ買えるやん!みたいな

スポーツバンドタイプは痒くなるからあまりおすすめしない

付けた人なら分かると思うけれど、スポーツタイプのバンドやシリコン製のバンドを付けていると汗をかいたり水分がバンドと皮膚の間に含まれるとめちゃくちゃ痒くなります!

皮膚の弱い強いは出てくるかも知れないけれど、地味〜に長続きする痒さでストレスを感じることもありました。

なので、個人的にはループタイプなど通気性があるものをおすすめします!

毎日充電することの面倒くささは否めない

2020年9月に発売された『Apple Watch Series 6』は、前モデルよりもグレードアップして登場しました。ですが、バッテリーが非常〜〜〜〜に持ちが悪いと感じました。

スペックによると最大18時間使えるとなっているわけですが、1日丸々使えるわけでは無いので毎日充電しないといけなくなってくる訳です。

バッテリーが無ければ付けてる意味も無くなるもんね!

過去にXiaomiのSmart Bandを使っていたこともあり、毎日毎日充電しなければいけないのが正直面倒くさかった。

「Xiaomiなら1週間以上充電しなくても平気だったのに…」と最初の頃は感じていました。

だからこそ、Apple Watch専用のポータブル充電器が必要になってくるんだろうとも思いました。

完璧に作りすぎるとアクセサリー類の売り上げが無くなるもんな。

上手い商売やってんね!Appleっていうのは笑

健康への意識を知らぬ間に誘導してくれていた

『Apple Watch Series 6』を付け出したのが、「コロナやばくね?!」みたいになりだした頃くらいでした。

おうち時間が増え全く動かない日々も増えていく中で、血中酸素飽和度や睡眠の記録などヘルスケア機能はどことなく安心を与えてくれる存在でした。

コロナが落ち着き始めてからは、運動不足が気になり出したこともあってか毎日どれくらい歩いたかであったり休日にウォーキングを記録したりと健康への意識は以前より向いた気がします。

「意識の高い人なら尚更重宝するんだろうな」と、運動不足かつ出不精なタイプの自身は感心した記憶があります。

Apple Watchだけに限らず、スマートウォッチを身に付けることで大なり小なり心身の健康へ意識を向けるというのは有り難い事のように感じました。

健康面への意識が向いたのは、Apple Watchを身に付けて良かった最大のポイントかも知れないな
時期も相まってね

《まとめ》Apple Watch Series 6は出来る事も多いが使わない事も多い

『Apple Watch Series 6』を約3年使ってきて感じたのは、やなり「Apple Watchは出来る事も多いが使わない事も多い」ということ。

自身としては、使用してきた機能が限られていたのもあり金額や性能に見合った使い方が出来ていませんでした。

Apple Watchが高性能であることは間違いないし、Appleユーザーにおすすめなのも違いないね!

限られた使い方をしていなかった自身から見ての、Apple Watchがおすすめなユーザーは以下に当てはまるような方かな?と思いました。

Apple Watchをおすすめしたい人はこんな人
  • Apple製品大好き!
  • Apple製品同士で連携を取りたい
  • 心電図や酸素飽和度の測定を始め各種健康管理(服薬通知)の利用をしたい
  • LINE通話よりも携帯番号での通話がメイン(もしくは通話をあまりしない)
  • ワークアウトの機能やアクティビティ関連で運動不足解消をしたいと考える
  • (女性限定)月経周期を手軽に確認出来るようにしたい
  • 通勤または通学で使用している交通系ICカードが登録可能
  • バーコード決済(PayPay)での支払いがメインのキャッシュレス派な人
  • ずば抜けたアクセサリーの豊富さに惹かれる
  • 毎日の充電を面倒と思わない又は充電関連のバッテリーを充実させる予定の人

上記の内容がより多く当てはまる人であれば、かなりApple Watchがおすすめなスマートウォッチであるように感じます。

対応しているアプリをインストールすれば、更に出来ることが増えていきます。

Apple Watchは、機能盛りだくさんな高性能なスマートウォッチです。GPS+Cellularモデルであれば、単体で使える場面もあります。

ですが、個人的にはこの約3年間を振り返った時に性能に見合った使い方を出来ていたかと考えると持て余した部分の方が多かったように感じます。

それ即ち、数万円の高価な買い物をしても「宝の持ち腐れ」であったということ。

AppleユーザーだからスマートウォッチはApple Watch一択。

みたいな考えが当たり前にならないで欲しいなぁとも思います。

特に、近年はiPhoneにもAndroidスマートフォンにも使えるコスパなスマートウォッチが色々と登場していますからね。

自身が使っていたSeries 6は大分と型落ちなので、初めてのApple Watchは安くなってるモデルから選ぶのも一つかも知れないね

イオシス 』や『ゲオ公式通販サイト【ゲオオンラインストア】 』などの中古品を取り扱っている店舗で探してみても良いかも知れません。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

約3年ほど使いはしたものの、「Apple Watch Series 6は出来る事も多いが使わない事も多い」と実際に使い続けて辿り着いた自分なりの答えをお伝えしました。

レビューというより、感想文チックになってしまったかも知れませんね。

自分に合った物をこれから探してみたいと思います。ちょっとずつ【脱・Apple】をしていこうと考えているので良い機会になりそうです。

それではまた〜

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